SCREENホールディングス賞　受賞者インタビュー

大阪大学　免疫学フロンティア研究センター　1細胞1分子イメージンググループ
特任研究員　町山裕亮　先生

受賞者プロフィール

2002年　名古屋大学工学部物理工学科　卒業
2004年　名古屋大学大学院工学研究科応用物理学専攻　 博士前期課程修了
2008年　名古屋大学大学院医学系研究科細胞情報医学専攻　単位取得満期退学
2008年　名古屋大学大学院医学系 研究科　研究員
2009年　シンガポール国立大学理学部　Research Fellow
2011年　シンガポール国立大学メカノバイオロジー研究所　Research Fellow
2013年　大阪大学免疫学フロンティア研究センター　特任研究員
2013年　理化学研究所生命システム研究センター　客員研究員（兼任）

現在に至る

（左）町山先生と（右）SCREENホールディングス　嶋本様

物理的手法、主に光学顕微鏡を用いて生命現象を解き明かす研究を行っており、現在は抗原特異的に応答する獲得免疫反応の分子・細胞レベルにおけるメカニズムに興味をもっています。免疫疾患は多種多様に存在し、それら原因も非常に複雑です。 そのため疾患を特定するには多量の血液が必要なので、可能性のある疾患に絞って診断しているのが現状です。
そこで、より少ない血液量で様々な条件について診断することで、疾患原因をピンポイントに特定できるのではと考えて研究を進めています。少量の血液で診断を行うことは免疫疾患患者の負担が少なくなることもメリットの１つです。 研究を進める上で、様々な条件での実験を大量に、且つ高速に行うことができる装置を探していました。 SCREENホールディングスのCell³iMagerは目的と合致するもので、より効率的に研究が行えると考え、応募をさせていただきました。

ＩＲＭＡＩＬについて、研究予算の公募情報が分野別に色分けされているのが便利だと感じました。 また今回のグラント公募の案内でCell³iMagerについて初めて知りましたが、このような機会に新しい情報を得ることは非常に有用でした。採択していただき研究が加速されることに大変喜んでいます。